XRPの価格は今週、Bitcoin（BTC）が88,800ドル（約1,340万円）まで上昇する中、他のアルトコインと比較して低調な動きを見せている。
過去7日間で4.7％下落しており、3月19日にSEC（米証券取引委員会）との訴訟終結に関する報道を受けて11％上昇した流れが一時的に止まった。取引量も40億ドル（約6,000億円）から26億ドル（約3,900億円）へと35％減少している。
「教科書通り」の弱気パターンを警告
ベテラントレーダーのPeter Brandt氏は、「XRPチャートに典型的なHead and Shoulders（H&S）パターンが出現しており、価格は1.07ドル（約120円）まで下落する可能性がある」と述べた。
同氏によると、「価格が3ドル（約340円）を超えればパターンは無効になるが、1.90ドル（約210円）を下回れば55％の調整が現実味を帯びる」として、「1.90ドル以下では保有したくない」と警告している。
ポジティブな見方も
一方、トレーダーのJavon Marks氏は、XRPとRelative Strength Index（RSI）が下降ウェッジパターンを上抜けしており、過去には約570％の上昇をもたらしたと指摘する。
同氏は「このブレイクアウトは、XRPが再び大幅上昇する準備が整っている可能性を示している」と述べた。
価格下落予測は時期尚早か
テクニカル分析の観点では、XRPが1.07ドルまで下落するという予測は現時点では時期尚早との見方もある。2025年初頭から下降トレンドにあるが、1.90ドルという水準は2024年11月以降、3回しか試されていない。
また、XRPは現在も2ドル超で取引されており、日足でこの水準を下回ったことはない。このことから、投資家がこの価格帯を買い戻しのゾーンと見なしている可能性がある。
市場の注目は今後数週間に集中
XRPの最近の上昇は、スポット市場の取引量が後押ししており、過去数カ月間にわたる投資家の関心の持続を示している。
オーダーフローのアナリストであるDom氏は、「今後数週間がXRPの方向性を決める重要な局面になる」と述べ、「現在の価格帯には魅力を感じておらず、明確な価格ブレイクが必要だ」と指摘した。
同氏はさらに、2.50ドル（約280円）のラインが過去4カ月間で繰り返し支持・抵抗の水準となっていることから、この価格の再突破が重要であると強調した。
注目のアルトコイン：BTC Bull Tokenにも関心が集まる
XRPをはじめとする主要なアルトコインに変動が見られる中、新たな選択肢として注目されているのがBTC Bull Tokenだ。
BTC Bull Tokenは、ビットコイン市場の上昇局面に連動して設計された新しいコンセプトのトークンであり、投資家にとっては分散型金融の可能性を広げる存在となっている。公式サイト（https://btcbulltoken.com/jp）では、トークンの仕組みやロードマップなどが詳しく紹介されており、今後の展開にも期待が寄せられている。
市場の不確実性が高まる中、ポートフォリオの一部として新興トークンを検討する動きも広がっている。BTC Bull Tokenはその一例として、今後のアルトコイン戦略を考える上でチェックしておきたい存在だ。
