ビットコイン（BTC）は過去24時間で4％以上下落し、3月11日21時44分（米東部標準時）の時点で79,106.31ドル（約1,060万円）となった。これは、市場の投資家が保有する仮想通貨を売却した影響によるものだ。
この急落を受け、BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は、SNS「X（旧Twitter）」で投資家に忍耐を求めた。ヘイズ氏は3月11日の投稿で、「ビットコイン価格が70,000ドル（約940万円）まで下落する可能性があるが、これは強気市場における通常の調整範囲内だ」と述べた。これは、ビットコインが過去最高値の110,000ドル（約1,480万円）から36％下落する計算になる。
ビットコイン価格はサポートライン上で推移
ビットコインの価格は現在、76,554.23ドル（約1,030万円）のサポートレベル上で推移している。過去24時間で80,258.09ドル（約1,080万円）の水準を割り込んでおり、今後12時間以内に76,554.23ドルを下回ると、短期的に71,563.36ドル（約960万円）まで下落する可能性がある。
しかし、一部のトレーダーはこの価格水準を買いの好機とみなしており、その結果、より強気なシナリオが展開される可能性もある。この場合、ビットコイン価格は80,258.09ドルのサポートレベルを再び試す動きを見せるかもしれない。4時間足のローソク足がこの水準を上回って確定すれば、買い圧力の増加により、85,494.58ドル（約1,150万円）まで上昇する可能性が出てくる。
テクニカル分析：ビットコインの強気転換の兆し
テクニカル指標を見ると、ビットコインの4時間足チャートでは売り圧力が和らぎ始めている。相対力指数（RSI）と移動平均収束拡散指数（MACD）が初期の強気シグナルを示している。
RSIは売られ過ぎの水準である30を下回った後、反発を見せており、現在上昇中だ。また、RSIが4時間足チャートの単純移動平均（SMA）ラインを上抜けしようとしている。この2本のラインが交差すれば、市場では「買い勢力が売り勢力を上回った」と解釈され、価格上昇のきっかけとなる可能性がある。
さらに、MACDラインも直近数時間でシグナルラインとの乖離が縮小しつつある。これがさらに狭まると、強気のクロスオーバーが発生し、ビットコイン価格が上昇トレンドへと移行する可能性がある。
ビットコイン下落の中、新たなミームコインが注目を集める
ビットコイン価格が下落する中で、一部の投資家はポートフォリオのリスクを分散させるため、新しいミームコイン「BTC Bull Token（BTCBULL）」に注目している。YouTubeチャンネル「99Bitcoins」によると、このミームコインは将来的に10倍のリターンをもたらす可能性があるという。
BTC Bull Tokenは、ビットコインの価格上昇を支援することを目的とした仮想通貨プロジェクトだ。同プロジェクトは、特定の価格マイルストーン（125,000ドル、150,000ドル、175,000ドル、200,000ドル、225,000ドル）に達するたびに、トークン保有者にBTCをエアドロップする仕組みを採用している。
また、BTCBULLトークンの供給量を減らし、価格上昇を促すため、特定のマイルストーンごとにトークンバーン（焼却）を実施する計画もある。
BTCBULLのプレセール、4百万ドルに迫る勢い
BTC Bull Tokenのプレセールは急速に進んでおり、現在までに3.4百万ドル（約4.5億円）以上が調達されている。トークンの販売価格は1枚あたり0.002405ドル（約0.32円）で、仮想通貨またはクレジットカードで購入が可能だ。
投資家の関心が高まる中、プレセール価格の引き上げが3日以内に予定されている。そのため、最も有利な価格で購入したい場合は、早めの購入が推奨される。
まとめ：ビットコインは今後どうなるのか？
ビットコインは短期的に70,000ドル付近までの下落が想定されるが、強気市場における通常の調整と捉えられている。一方で、RSIやMACDといったテクニカル指標は強気転換の兆しを示しており、投資家は慎重ながらも回復の兆しを見極めている。
また、新たなミームコイン「BTC Bull Token」のプレセールが活況を呈しており、一部の投資家はポートフォリオのリスク分散のために注目している。今後の仮想通貨市場の動向には引き続き注目が必要だ。
